265通目 I will always choose to … 〜【最終回】この儚くも美しい旅の終わりに〜

skyinjerico ぱんだメンタリティ
【最終回】この旅の終わりに感謝を
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7/7〜7/9

こんばんは

昨日は荷造りで何も書けなかったので、これは日本への機内で書いております。

出来るだけこの旅で起こったことを何も忘れたくないので。

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さよならダウンタウン

前日は結局5時過ぎに寝ました。

起きて朝ごはんを。

ルームメイトとゆっくり食べれる朝ごはんはこれが最後となりました。

最終日は雨の予定でしたが、晴れてくれました。

これは日頃の行いかな?なんて思ってみたり。

まずはCIBC(銀行)へ。

いよいよ最終決戦です。

昨日のアンハサウェイ(仮)氏が対応してくれました。

ちゃんと僕のことは覚えててくれてました。

昨日カード会社と話した内容を伝え、友人の口座経由で支払いをすることに。

滞りなくできました。

一応クレジットカードアカウントが閉じられてるかも見てもらいましたが、こちらも問題なさそうです。

アンハサウェイも「これでリリーフだね」と言って笑ってくれました(最高に美人)。

とりあえずこれでお金関連は一件落着

そのまま、ちろっと「Mink Chocolates Cafe(ミンクチョコ)」という、チョコレート屋さん兼カフェへ立ち寄りました。

可愛いらしいパッケージのチョコがたくさんありました。

食べるのがもったいない

これはお土産に喜ばれそうですね。

そのまま以前も行った隣の「Murchie’s Fine Tea & Coffee(マーチーズ)」へ。

ここで、再びお土産用に紅茶を購入

手頃な値段で美味しいものが買えるので、お勧めですよ^^

個人的には0.8ドルくらいで買えるホットチョコはばらまき用にも最適だと思います!

その足でアウトレットショップとダララマへ。

帰国用にスーツケースのネームタグを買うためです。

現在はカナダをはじめ、海外の空港は”ロスバゲ(荷物が行方不明になるやつ)が普通”ぐらいの異常事態なので、少しでも戻ってくる確率をあげるためです。

結果、ダララマの方が安かったので、こっちで買いました。

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ジェリコビーチ再び

そして、まだ時間に少しだけ余裕がありそうだったので、先日のジェリコビーチへ向かいました。

前回はカナダデーだったこともあり人が沢山いましたが、今回は平日なのでまばらな感じ。

何故かフェンスが設置されてましたが。

前回友人があまり楽しめずに途中で帰ってしまったので、ウサギがいっぱいいるところに案内してあげました。 

今回は触れるぐらい近くに来てくれたので前よりも楽しかったですね。

可愛すぎる距離

というか触りました笑

写真も沢山撮りました。

こんなに近くまで

友人も歓喜してましたね。

前回同様、SUPをしている人たちが沢山いたのですが、 何やらあるクルーザーを中心に集まっているように見えました。

同じように聴いてる人たちも多かったです
奥に見えるのが例のクルーザー

なんとなく気になったので、ビーチの木に腰掛けてそれを眺めてました。

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”永遠に貴方を愛します”

しばらくすると、その中心のクルーザーのテラス?にギタリストとボーカルの方が登場し、静かなコンサートが始まりました。

序盤の曲のなかで、印象的なフレーズがありました。

”I will always choose to love you.”

良い詩ですよね。

その名も知らぬアーティストの歌声に身を委ねました。

タイトルも知らない曲を、歌詞の意味を考えながら追う”のはあまりない体験でしたが素敵でした。

曲を聴きながら、海の向こう側の景色を見ていました。

綺麗な青でした

「あの雲がかかってるあたりがひょっとしたらウィスラーで」

「そうすると、あのあたりがホースシューベイ。そして、あの隣がスタンレーパークで」

「その先が僕の家」

あらゆることを思い出しました

この留学における。

不運なことも多かったように思います。

でも幸せでした。

そして価値がありました。

英語は思ったより上達しなかったかも。

もっと上手く出来るやれたところもあったかも。

”一般的な目線”で見て、この留学が成功だったのかはわかりません。

ただ、

”今しかできないこと”

”ここでしかできないこと”

それをやることには、それだけで価値がある。

ここでしか見れない空

お金が掛かろうと

時間が必要だろうと

たとえ”普通の道”から逸れようと

関係ありません。

今の”この僕”

”27〜29歳の僕”にしかできないこと

出会えない人

感じられない想い

があったと思います。

あらゆることに

ここに立てるよう応援してくれ、支えてくれた家族、友人、彼女、みんなに感謝したいと思いました。

幸せな時間でした。

そんなことに思いを巡らせながら、荷造りがまだ残っていたので、名残惜しくもビーチを後にしました。

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この美しき景色にさよならを

この広大な空と自然の共演を感じれる場所は、日本で僕が住むちかくではそうないでしょう。

21時頃の空です

ほんとに大きいんです。

帰りも帰りで、湧いてるウサギたちの引力に引っ張られました笑

気になると立つ

杖やお菓子の袋なんかを持ってると、興味を示してこっちにきてくれるんですよね。

可愛すぎました笑

グレーの子が可愛い

こんな大量の野良ウサギに囲まれる経験はもうそうないでしょうからね。

色んな思いを残しながら、ジェリコビーチを後にしました。

割と初期からお世話になったキツラノの街を眺めながら、帰りのバスは行きます。

この留学を彩ってくれた曲たちを聴きながら。

そして、それはバスを降りてからも。

最後に、近所のサンセットビーチを歩いて帰りました。

ヨットがいつもたくさん停泊してたとこ。スターマンを聴きながら
この橋をいつも眺めていました

この景色も見納めです。

僕は海が大好きなので、歩ける距離にビーチがあるこの立地は本当にありがたかったんです。

すごそうなトリックを決めておたけびをあげてるスケーターもいました。

グランビルアイランドに行ける桟橋
サンセットビーチ

全ての景色が名残り惜しいです。

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最後の夜と最後の朝

帰ってからはとりあえずお風呂に。

そして、日記を一部書き上げました。

出国前に母に贈ったのと同様、帰国が決まってからの一か月で、友人にも日記兼手紙を書き続けてました。

そして、荷造り。

友人が最後に大盛りのパスタを作ってくれました。

美味しかった。

結局僕らは、中華麺パスタオートミールほぼ三パターンのみで1年間乗り切りました。

外食したのは数えるほど。

ここは誇りたいところですね笑

ご飯を食べながらリクトAFさんやらを見ました。

友人は1年間僕の趣味のNBAに付き合ってくれました。今でもはトレード情報も教えてくれるほど。

最後の今日は、僕の好きなレブロンについての動画を見ようと提案してくれ、リクトさんのレブロン系の動画を見ました。

食事の後、先ほどの日記を贈ると喜んでくれました。

大したことじゃないけど、少しは感謝が伝えられて良かったです。

そこからは、ひたすら地獄の荷造り

NYK再建民などを聞きながら。

入国の手続きなども進めながらだったので、中々時間がかかりました。

寝ないようにモンスターを飲んでたとはいえ、疲労はきますね。

結局朝までかかり、一睡もできませんでした。

そして、最後の朝をむかえました。

荷造りが終わって、少し友人と話しました。

それまでは我慢してましたが、堪えきれず、涙が溢れました。

夢の旅路の終わりが近づいてました。

もうこの部屋で寝ることも起きることもない。

この家に来ることは、おそらくもう2度とない。

次に起きたら違う天井が待っている。

この一年間の止まっていた時間が、恐ろしい速さで元に戻っていくような感覚。

お互いにこれまでの感謝を伝え、途方もなく泣きました。

家を出るまではそれほど時間はありませんでした。

毎日食べ続けた最後のグラノーラを食べました。

この家で食べる最後の朝食でした。

部屋での写真を撮りました。

こんな時に僕はお腹を壊してバタバタな出発。

隣の部屋のルームメイトにも軽く挨拶を。

この辺りで自分のスーツケースの番号がわからないことに気づきましたが、とりあえず家を出ました。

表でも写真を一枚。

タイミング悪くバスは来ず、でっかいスーツケースを2個引きずりながらほとんど歩いて駅までむかいました。

さらにもっとタイミングの悪いことに、ケータイの電波が中々繋がらず、接続を調べることもできませんでした。

後でわかることですが、この日、僕らが使う三大回線の一つ”ロジャース”がカナダ全土で通信障害でみんな繋がらなかったようです。

何もこんな日にならなくても。

重い荷物を引きながら、忙しなく最後の街並みを目に焼き付けます。

「最後にもう一度行こう」と思いながら行けずに、結局気付かぬうちに”最後の訪問”になっていたところばかりです。

さようならカナダ〜14年分の想いをこめて〜

最後の一駅分だけバスに乗れました。

電車の中は、スーツケースの暗証番号を思い出すのに必死。

でも途中で諦めました。

”最後の時間”を大事にしたかったので。

いつもだったらアウトレットやお気に入りの古着屋があるリッチモンド、そして少し前に行ったツワッセンに向かう道を、今日は初めて空港まで抜けます。

冗談で「アウトレットで降りる?笑」なんて話したり。

カナダに着いた時は、車でそのまま隔離先まで送られたので、電車で空港にいくのはこの旅で実は初めてのことでした。

空港に着き、僕が腹痛と格闘している間に、友人が暗証番号を見つけてくれてました。

ほんとに頭が上がりません。

そして、チェックイン手続きでもトラブルが少し。

荷物のタグは出てくるのですが、搭乗券が発券されないんです。

似たような症状の人は他にも沢山いて、発券のためにかなり長い列ができました。

これは先程のロジャース回線とは無関係だと思いますが、似たようなことがトロントなどでも起こっているのでしょうか。

それゆえにあんなにも混むのかな。

並んでる際、チューリッヒに向かうという家族とほんの少し言葉を交わす場面が。

男の子がぬいぐる意味で遊びながら、照れてこっちを見ているのが可愛いかったですね。

30分弱並んだ後、発券も無事済みました。

係員からは「すぐに搭乗ゲートに行くように」と。

ただ、それには倣わず、友人と最後の別れを惜しみました。

遂に僕の長いようで、実はとても短かった旅が終わりを迎えしまいます。

振り返って、惜しんで、感謝を想い、また涙するの繰り返しでした。

途中、この留学に対して、何度も、良い感情以外のものを思うところはありました。

それでもやっぱり幸せでした。

ここにこれて良かった。

涙は一向に枯れなそうだったので、諦めて遂に出発ゲートに向かいました。

最後のハグをし、お別れをしました。

ゲートをくぐっても全てが名残惜しく、振り返りましたが、係員に急かされて、それきりでした。

いつもより若干厳しめそうな保安検査を済ませ、免税エリアへ。

普段は最後の買い物を楽しむところですが、今日はなんだかそこまで楽しむ気にもなれませんでした。

以前、数年前に初めてバンクーバーに来た時を思い出します。

お土産にと、カナダ産のワインをひとつだけ買いました。

どれがいいのかはわかりませんでしたが。

僕がのんびりしてたからか、搭乗もちょうど列が動き出した頃でスムーズでした。

シンガポール航空と聞いてワクワクしてましたが、エアカナダとのコードシェアだったのでそこまでシンガポールのサービスを感じることはできず残念。

行きはガラガラで隣の席で寝れるくらいでしたが、今回は満席のようです。

隣の日本人と思しき子や、次に来たアジア人の人たちが荷物を上にあげられずに苦労してたので、自分から声をかけて手伝ってあげました。

この辺りが、留学で少し変わった部分だなと自分で思います。

いつもならすぐに映画を見るところですが、今日はそんな気分にもならず、一睡もしてなかったのが響いてか、離陸の時には寝ていました。

いっぱい寝たと思いましたが、実質は2時間くらいだったようで、食事の提供で目が覚めました。

繰り返しになりますが、シンガポールだと思って期待していた機内食も、エアカナダだったので、そこそこのものが出てきて終わりました(失礼極まりない)。

起きてからは他に何をする気にもならなかったので、トムホランドの出てる映画を見ました。

宝探し系のやつ。

次に、ウィスラーのホテルでCMしていたチャニングテイタムの映画を見ようと思いましたが、これは字幕がなく、音声だけでは音が悪かったので、マーベル映画のモービウスにしました。

合間ではこの記録や申告書を書きながら。

途中よくわからないクッキーみたいなのもでました。

二回目の食事は牛丼風の何かだったかな。

モービウスも見終わったので、一度観た思い出の「スパイダーマン・ノーウェイホーム」を観れるところまで見ました。

成田に着いた瞬間、旅の終わりを感じました。

一年前に、出国ゲートを潜ったときに感じた冒険の始まりとは逆の感覚でした。

思えば中学3年の受験期に「赤毛のアン」を読んで以来、ずっと行きたかったカナダ。

14年分の想いが詰まった旅でした。

旅の終わりに〜これまでの感謝を〜

空港に着くと、母と姉夫婦が、ウェルカムボードと誕生日に贈った両家のウサギを連れて出迎えてくれました。

「おかえり!」

ぼーっとする頭で、成田からの帰りの景色を眺めていました。

当たり前ですけど、自然や、空がなんとなく違うんですよね。

さっきまでいたカナダとは。

なんだか空が低く感じるような。

家に着くと、驚くほど呆気なく、日常が戻ってきました。

時間の流れが元にもどったように。

みんなで食卓を囲み、久しぶりすぎる日本食を食べて、眠りました。

P.S.

今日はここまでにします。

ここまでが、一旦の僕この旅のログの全てです。

できれば、もう少し、この留学の全体を振り返った話もいつかできたらと思います。

それまでしばし、お待ちください。

りいそぎ、もし、今日までずっとこの留学体験記にお付き合いいただけた方がいらっしゃいましたら、その方には心からの感謝を申し上げたいと思います。

最初は全く読者のいなかったこの体験記も、今では毎日読者の方が訪れてくださるようになりました。

こんなに喜ばしいことはありません。

このブログが少しでも海外で奮闘する留学生の背中を押すきっかけになれば幸いですし、そんなこの留学体験記における想いもいつか語れればと。

今日まで本当にありがとうございました。

読者の皆様は、これからも素敵な留学生活、そして、毎日をお過ごしください^^

2022/9/20

優しいぱんだ

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